旅日記 and 写真

2011/09/06~11 草津と旧六合村

2011/09/06

草津へ行く途中川原湯温泉の聖天様露天風呂に立ち寄りました。ここは、林の中の源泉かけ流しです。湯口の所に卵を二つ入れて温泉に入っている間(約30分)に温泉卵の出来上がりです。湯上りにアツアツの温泉卵は美味しかったよ。ここ川原湯温泉は、八ッ場ダムが出来るとダム湖の底に沈んでしまいます。ダムが出来る出来ないに関わらずこの辺一帯は、初期の計画通り上のほうに移転が進んでいます。だからあちこちで道路や橋、JR吾妻線、国道145号線も上のほうに移動工事をしています。

草津温泉を通り過ぎ草津国際スキー場の前を右に曲がり山道を20分ほど行くとお目当てのキャンプ場へ到着です。最近のキャンプ場は、電源付やら流し台水道付などで豪華になり一泊4000~6000円と貧乏旅行の私たちには手が届かないし又そんなキャンプライフはしたくないので、ネットで探しところ一泊一人730円と二人で1460円、それも源泉かけ流しの温泉付きのキャンプ場JFE 奥草津休暇村をゲットしました。受付を済まし駐車場からキャンプ道具を運び早速テントの設営開始です。夏休みも終わり平日のため広いキャンプ場は私たちだけです。

 受付の時に教えてもらった場内にある「穴地獄」へ、場内といっても2キロぐらい奥に入ったところにあります。苔が岩を覆い緑の岩肌の間を流れる白い川の流れる景色がとても新鮮でした。チャツボミゴケといって流黄泉などの酸性泉に限って生育する特殊なコケで日本では草津・阿蘇山などに限られた火山地帯でしか見られない貴重なコケだそうです。

 17時ごろから米を研いで飯盒炊飯やらBBQの炭起こしをして、夕ご飯の支度をする。夜になると炊事場の入り口の明かりが遠くにあるだけで、空を見上げると中秋前の半月が星明りを消してしまっているが、それでも目が慣れてくると見える星が増えてくる。

 夜はお決まりの焚火をします。昼のうちに林の中に入り薪ひろいをして、乾かしてある木に火を付け炎の揺らぎを見てるのが大好きなんです。

 焚火も終わり温泉に入りました。ちょっと熱めのいい湯でした。

午後9時前には寝袋に入りオヤスミです。

 

09/07

 草津白根山湯釜から芳ヶ平湿原へトレッキングへ

標高は尾瀬より高い1,830メートルで、日本屈指の高層湿原です。池塘の数は少ない小さな湿原でしたが、硫化水素ガス発生のため草木が育たない白い山肌が広がる白根山のダイナミックな景色を見ながら芳ヶ平湿原へ往復3時間のトレッキングを楽しみました。

キャンプ場に帰り早速源泉かけ流しの温泉に入り足の疲れを癒しました。

 

09/08

 朝の散歩がてらにチャツボミゴケを見に「穴地獄」へ行きあとは、焚き木を集めたりキャンプ場内を散策したり温泉に入ったりまったりした一日になりました。

 

09/09

 山道を登り下りして、川底から温泉が湧きだし川全体が温泉という尻焼き温泉へ

この辺りの旧六合村は中之条町と去年市町村合併しました。明治時代に小雨、赤岩、生須、太子(おおし)、日影、入山の6つの大字を合わせたことから「六合」の名が生まれた。

「六合」とは天地と東西南北、すなわち支配の及ぶ範囲「国」を表すことから、「六合」を「くに」と読んでいる。素敵な読み方です。

 先日の台風12号の影響で増水のため残念ながら「川の湯」に入れなかったが、すぐ横にある「湯小屋」の露天風呂で、入れない「川の湯」を眺めながらの温泉もイイものでした。

帰り道の国道405号線沿いにある美味しいお蕎麦屋さん『蕎麦処 六合 野のや』を見つけました。粗挽きの蕎麦がちょっと甘めのツユにからみ、私の好みにビッタシです。今まで巡り合った蕎麦の中で三本の指に入る蕎麦でした。あとの二本の指は忘れてしまいましたが兎に角美味しいです。カミさんも「自家製の舞茸天ぷら付もりそば」を食べ、大きい舞茸がカッラと揚がっていて美味しいと満足でした。

 百八十八観音へ

坂東33観音、西国33観音、秩父34観音、四国88霊場を模しています。石仏は規則正しく並び、現在、176体が残っています。ここ1箇所で188箇所を巡った事になり、全ての功徳が得られるとされています。こんな凄いパワースポットはなかなか有りません。早速東日本大震災の復興と原発の収束を願いお参りしました。

 

09/10

 今日は、草津温泉に外湯めぐりです。

湯畑の周りにはたくさんの外湯が、無料で入れます。地域の人たちが清掃管理をしています。入る際は、入らせて頂くという気持ちでマナーを守り、草津の湯を楽しみます。今回は、「地蔵の湯」と「千代の湯」を入らせて頂きました。草津の源泉はどこも高温酸性が強い温泉です。大好きな温泉です。

 

09/11

 六合村へ

旧太子駅は元々、群馬鉄山という鉱山で採掘された鉄鉱石を積出すための駅でした。

しかし昭和45年には、鉄鉱石積込設備(ホッパ)が運転休止、翌年に長野原草津口駅から太子駅までの路線が廃止されました。日本の高度成長を支えた遺跡となりつつあります。

旧六合村日陰にある曹洞宗岩景山龍沢寺の前に妙全杉(みょうぜんすぎ)

樹高 38m 目通り幹囲 6m 推定樹齢 伝承850年見事な巨木です。

 

 今回、利用したJFE 奥草津休暇村のキャンプ場はお気に入り度 ☆☆☆☆☆です。

旧六合村、「蕎麦処 六合 野のや」そして温泉と大好きなところになりました。紅葉の季節に「尻焼き温泉川の湯」にリベンジと「野のや」の新そばにチャレンジしたくなりました。

 

走行距離623

愛車ワゴンR 無事故安全運転ありがとう。

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