旅日記 and 写真

2012/07/10~11 至仏山登頂

尾瀬に入るのは今回で4回目になります。

2008613日 

鳩待峠から山の鼻へ下り、水芭蕉咲く尾瀬ヶ原のさわやかな風に感動し尾瀬ヶ原の西にある至仏山(標高2228m)に登って尾瀬ヶ原を眺めてみたい欲望にかられました。

20081010日 大清水から三平峠、尾瀬沼、見晴、竜宮と紅葉、草紅葉が素晴らしい中をトレッキングし至仏山荘へ到着しました。明日の至仏山登頂を楽しみにしてましたが、翌朝は、小雨模様です。至仏山は蛇紋岩というタダでさえ滑りやすい岩におおわれていて、雨が降っては登山初心者としてはあきらめざるを得なかった。

2010723日 

鳩待峠から横田代、アヤメ平、竜宮小屋と尾瀬ヶ原に入りました。途中カミさんの登山靴のソールがはがれてしまいました。木道は何とか歩けたが登山は無理なのであきらめました。

2012710日 

梅雨の晴れ間をねらって尾瀬行き決行です。鳩待峠から山の鼻、尾瀬ヶ原に出ると湿原は、白いワタスゲと紫のカキツバタ、黄色いニッコウキスゲの群生が見ごろを迎えて見事でした。この時期の尾瀬ヶ原は、夏の太陽が出ていると日陰がないのでキツイが、時たま心地よい風が吹いてくれるのがとても気持ちいいです。竜宮小屋の日陰のベンチでさわやかな風に吹かれながらのコーヒーとパンの昼食タイムです。明日至仏山登山のため早めに尾瀬山荘に着きました。

翌朝400起床して注文してあった朝弁を部屋で食べ身支度をして、5:00過ぎ朝もやの中至仏山登山口から樹林帯の登山道をカッコーの鳴き声を聞きながら登山開始です。登山道は滑りやすい蛇紋岩なので、一歩一歩慎重な足運びになります。距離2.9 標高差824 ほぼ直線に近いので「ゼィーゼー・ハァーハー」と息が荒くなり心臓の鼓動もうるさく感じる程になり休み休みしかし確実に一歩一歩前進あきらめずに登って行きました。

森林限界を抜け後ろを振り返ると、昨日歩いた尾瀬ヶ原その向こうに燧ケ岳がきれいに見渡せる。この景色が見たかったんだよ。この時期の至仏山は、たくさんの可憐な高山植物が見頃を迎え登山の疲れを癒してくれます。1000至仏山山頂に到着です。予定より1時間以上時間がかかりました。足に豆を作りながらカミさんと励ましながらの登頂成功です。山頂から見る360度のパノラマの山並み、眼下に広がる尾瀬ヶ原、同じ目線に見える燧ケ岳。天気に恵まれ最高の景色が見られ大感激でした。登山は峠まで無事に下山して初めて登頂成功です。これから小至仏山、オヤマ沢田代を経て鳩待峠(標高1591m)まで4.5㎞下山への道も結構きつく、素晴らしい景色や可憐な高山植物そして、私たちより高齢な登山者の元気な姿に力を貰いながら1420鳩待峠無事到着です。初めてといえる本格的な登山で疲労感と達成感が入り乱れしばらくは放心状態でした。

走行距離 460Km 愛車ワゴンRを疲れ様でした。

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